EDAMATSU Aiko

日本一が「挑戦」の集大成

中学時代に全国制覇

 過去に日本一も経験した女子ソフトボールの強豪・佐賀女子高(佐賀市)。中学時代に全国制覇した経験を生かし、1年生ながらチームで存在感を高めているのが枝松愛子選手だ。大阪の中学から同校に進学し、技術を磨く。自らのモットーである「挑戦」の集大成として高校日本一を目指している。
 岡山県出身。小学1年から始まったソフトボール人生は、挑戦の連続だ。中学2年で親元を離れ、大阪の強豪・岸城(きしき)中に転校。厳しい練習を乗り越えてレフトのレギュラーをつかみ、その年に日本一に輝いた。チームの方針で複数のポジションにチャレンジしたことで、選手としての幅も広がった。佐賀女子高でも負傷した選手に代わって捕手として試合に出場、チームの総合力アップにつながっている。
 大阪からさらに遠方の佐賀女子高への進学も、大きな挑戦だった。「中学時代に対戦したとき、高い打撃力と守備力、そしてしっかりとしたあいさつがかっこ良かった」。日本一を目指し、チーム一丸となって努力していることが感じられたことも大きかった。入学早々、新型コロナウイルスの感染拡大で活動休止を余儀なくされたが、チームは6月のSSP杯で優勝して県王座を奪還。新チームも10月の県新人大会で16連覇を果たし、3月の全国選抜大会の出場権を獲得した。

プレーに幅、攻守に存在感

 外野を中心に複数のポジションをこなせる守備力に加え、パワフルな打撃もチームにとって大きな戦力。「中学時代、練習後に1人残ってティー打撃を続けたことで力がついた」。小技の巧みさや、ここぞという場面での勝負強い打撃も、たゆまぬ努力によって身に付けたものだ。
 3月20日に開幕する全国選抜大会に向け、チームは最後の調整に入っている。1回戦で対戦する山梨学院高(山梨)は全国常連の強豪。「まずは1回戦に勝つことに集中する。一つ一つ勝ち進んで、日本一を勝ち取りたい」。仲間との新たな挑戦の舞台が幕を開ける。

枝松 愛子 選手

競技:ソフトボール

えだまつ あいこ

2004年、岡山県岡山市生まれ。日本リーグで活躍した母・朋子さんの影響で小学1年からソフトボールを始め、大阪・岸城中2年で全国制覇を果たした。昨春に佐賀女子高に入学。昨年10月の県新人大会では捕手を務め、優勝に貢献した。11月の九州大会では準決勝で神村学園(鹿児島)に0-1で惜敗し、3位だった。