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世界一大きな自信 体調崩すも強気貫く レスリング女子国際61キロ級 Ｕ17日本代表 小柴ゆり（鳥栖中3年）
２月にスウェーデンで開かれたレスリングの国際大会「クリッパン女子国際」に、Ｕ１７日本代表として挑んだ小柴ゆり（鳥栖レスリングクラブ、鳥栖中３年）が女子６１キロ級で頂点に立った。国際大会初優勝を果たし「ほっとしている」と胸をなで下ろした。
大会は２月１７～１９日に行われた。フィンランドの選手との１回戦は「体が硬くなり全く動けなかった」中で判定勝ちを収めた。そこから波に乗ると、準々決勝でＵ１７日本代表として共に派遣された岩崎美優（東京・日体大桜華中）と対戦。昨年１１月の全国大会では勝利を収めたが「対策をしてくるはず。先に攻めていく」と強気の姿勢を貫き、４―３で勝利した。
そのまま決勝まで勝ち上がり、スウェーデンの選手と対戦した。手足の長い相手との間合いの遠さに苦戦したが、仲間の応援を背に栄冠を勝ち取った。昨年７月のＵ１５アジア選手権３位を超える成績に「アジア（選手権）の時より、試合に対しての準備ができていた」と手応えを口にする。
大会直前に体調を崩して「何も食べることができなかった」と体重が３キロ落ちた。スウェーデンに到着後、何とか体重を戻して大会に出場。逆境をはねのけてつかんだ優勝は大きな自信にもつながった。
大会の出発日に鳥栖工高の合格が決まった。「もっと技の種類を増やし、どんな相手にも勝てるようになっていきたい」と小柴。高校生になっても国内外で頂点をつかむため、これまで練習を積み重ねてきたマットで技術に磨きをかけていくつもりだ。（小部亮介）
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