五郎丸さんの歩み振り返る 佐賀県庁で展示 ラグビーW杯や高校時代の品

ラグビー元日本代表FB(フルバック)の五郎丸歩さん(佐賀工業高出身)が試合で着用したジャージーやシューズなどの展示が7日、佐賀県庁で始まった。2015年ワールドカップ(W杯)で大活躍し、今季限りで現役を引退した五郎丸さんの選手としての歩みを振り返ることができる。

佐賀県ゆかりのアスリートの愛用品を紹介する新館地下1階の情報発信スペース「SAGA TRACK(サガトラック)」の特別展示として企画した。

会場では、五郎丸さんの代名詞となったプレースキックの独特のポーズがパネルで飾られ、14年のパシフィック・ネーションズカップで着用したジャージー、15年W杯で使った「キックティー」など国際舞台の熱気が伝わる展示品が並ぶ。

02年の高知国体で佐賀県の初優勝を喜ぶ写真、03年の花園で着用したジャージーなど、ラグビー選手として飛躍の礎を築いた高校時代の思い出の品もある。

五郎丸さんは来年1月に始まるラグビー新リーグに向け、ヤマハ発動機が設立した「静岡ブルーレヴズ」の運営に携わる。展示は9月30日まで。担当するSAGA2024実行委員会の恒松隼一さんは「新たな道を歩み始めた五郎丸さんの功績を知ってもらいたい」と来場を呼び掛ける。(古川公弥)

五郎丸歩さんの愛用品が並ぶ特別展示。プレースキック時のポーズのパネルが来場者を出迎える=県庁地下1階の「SAGA TRACK」

BACK TO TOP