選手育成

佐賀が「育てる」佐賀で「育つ」

佐賀県では、世界に挑戦するアスリートを育てるため、「競技伴走型支援」と「個人伴走型支援」の2つの支援でアスリートを育てています。

佐賀で日本・世界の一流指導が受けられる「競技伴走型支援」!

 スポーツエリートアカデミーSAGA(SEAS(シーズ) )を開校し、小学校4年生以上の有望選手をSEAS支援対象選手に認定しています。
 SEAS支援対象選手になると、県や競技団体が行う強化支援策(競技伴走型支援)を受けることができます。
 競技伴走型支援では、競技ごとにチームを編成し、佐賀の指導者と日本の一流指導者がタッグを組み、佐賀に居ながらにして、最先端の指導を長期継続的に受けることができます。

一流指導者等長期育成プログラム

 各競技の一流指導者に佐賀に定期的(年5回以上)に来ていただき、選手・指導者の技術指導をしていただきます。実施している競技では、国体で上位入賞するなど、さっそく成果が表れています。

平成30年度
5競技団体が実施
平成31年度
17競技団体が実施
令和2年度
21競技団体が実施
令和3年度
20競技団体が実施
令和4年度
23競技団体が実施

佐賀工高で指導するラグビー元日本代表の野澤武史さん(写真左)=2019年10月15日

専門家サポート活用・スタディツアープログラム

 佐賀に専門家が少ないスポーツ栄養学、医科学などは、県外より専門家を招き指導・助言を受けることができます。
 また、今後の活躍が期待できる子供達がトップレベルの試合や全国大会を直接観ることで、子供達のやる気と動機付けを支援するスタディツアーを実施しています。

平成30年度
6競技団体が実施
平成31年度
18競技団体が実施
令和2年度
18競技団体が実施

アスリートに寄り添う「個人伴走型支援」!

 佐賀県では、全国大会出場候補の「SEAS支援対象選手」以外にも、日本トップ級候補の選手を「SSPホープアスリート」、日本トップ級の選手を「SSPライジングアスリート」、世界で活躍する選手を「SSPトップアスリート」に認定し、アスリートのレベルに応じた支援を行っています。
 成績を残したトップ・ライジング・ホープアスリートには、キャリア支援も含めた個人に寄り添った支援を実施しています。アスリートの段階に応じて、佐賀県または(公財)佐賀県スポーツ協会より支援金を支給します。

SSPアンバサダー

 佐賀ゆかりのトップ指導者等に委嘱し、関係者に「SSP構想」の周知やトップアスリートの育成、スポーツの普及を進める上での助言等をもらいます。

辻 発彦

小城市出身。佐賀東高から社会人野球を経て1984年にプロ野球西武ライオンズに入団。二塁手として9回のリーグ優勝、6回の日本一に貢献。93年に首位打者を獲得。ゴールデングラブ賞には8度輝いた。96年からヤクルトでプレーし、99年に現役を引退してからはヤクルトなどでコーチを務めた。2017年から西武の監督。18年からリーグ2連覇。22年には監督通算400勝を達成。同年、西武の監督を退任した。

緒方 孝市

鳥栖市出身。鳥栖高から1987年にプロ野球広島東洋カープに入団。走攻守そろった外野手として活躍し、盗塁王に3度輝いた。ゴールデンクラブ賞も5度受賞。2009年に現役を引退。15年に野手総合コーチから昇格して監督に就いた。16年から球団初のリーグ3連覇に導いた。19年に広島の監督を退任し、現在は野球評論家や解説者として活躍している。

古賀 稔彦

みやき町出身。1992年バルセロナ五輪柔道71キロ級で金メダル、96年のアトランタ五輪で銀メダルを獲得するほか、世界選手権2階級制覇など活躍。2000年に現役を引退し、全日本女子柔道コーチなどを務め後進の指導に当たる。子供の人間育成を目的とした道場「古賀塾」を開くなど、指導者、教育者として活躍していたが、2021年3月24日に急逝。
佐賀県では、古賀さんの志を後世に残すため、SAGAサンライズパーク総合体育館柔道場前に古賀さんの銅像やメッセージパネルを設置することとしており、銅像の制作にあたっては、県のふるさと納税等を活用し、皆様から広く寄付金を募っています。寄付に関する詳細については以下URLをクリックしてください。 【https://www.pref.saga.lg.jp/kiji00380737/index.html(佐賀県HP)】

フェルナンド・トーレス

1984年3月20日生まれ。スペイン・マドリード州出身。アトレチコ・マドリードの下部組織で育ち01年にプロデビュー。リバプール、チェルシー(ともにイングランド)ACミラン(イタリア)でもプレーした。18年にサガン鳥栖に加入。約1年の在籍で35試合に出場し、5得点。スペイン代表としては10年ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で優勝を経験。代表では110試合に出場し、38得点。

五郎丸 歩

福岡県出身。佐賀工業高から早稲田大学に進学し、2008年にラグビートップリーグのヤマハ発動機ジュビロに入団。2015年のラグビーワールドカップでは日本代表の主力として出場し、大会のベストフィフティーンに選出。2016年から日本人選手として唯一、欧州のプロリーグであるフランス1部のトゥーロンに挑戦した。2017年にヤマハ発動機ジュビロに復帰し、2021年に現役を引退。現在はジャパンラグビーリーグワン1部に所属する静岡ブルーレヴズのCROとして活躍。