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<さが桜マラソン・回顧>フルマラソン9割完走 走りやすいコース裏付け 4年ぶり通常開催

「さが桜マラソン2023」(佐賀新聞社・佐賀陸上競技協会・佐賀県・佐賀市・神埼市主催、ミサワホーム佐賀特別協賛)は19日、佐賀市と神埼市を舞台に開かれた。新型コロナウイルスの影響で20年が中止、21、22年がオンライン大会で、4年ぶりの通常開催。久しぶりにランナーや応援の歓声が戻ってきた大会を振り返る。

1989年にハーフマラソンで始まった大会は、2013年からフルマラソン主体となり、今回で10回目となった。今大会のフルマラソンには6699人(男子5629人、女子1070人)が出走。コロナ禍でこの3年間は全国各地のマラソン大会が相次いで中止やオンライン開催となり、市民ランナーの練習不足なども相まって、4年前より参加者は約2500人減った。

ただ、完走率は92・2%(男子93・1%、女子87・9%)と、4年前を0・5%上回り、走りやすいコースであることを改めて裏付けた。9年ぶりに出場した川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)は、自身が持つ大会記録を塗り替え2時間11分32秒で優勝した。川内は「平たんで走りやすく、スピードも出る。記録を出したいランナーにはうってつけ」とレース後に魅力を語った。

レースは男女ともに県外ランナーが上位を占めた。県勢の入賞者は男女合わせて3人と少なかったが、男子のワークナー・デレセ(ひらまつ病院)が最後まで川内と競り合い、2時間12分43秒で2位。19年大会で優勝した溝田槙悟(戸上電機製作所)が4位入賞した。女子も田口亜利沙(KRPエリート)が2時間53分26秒で2位に入った。

発着点のSAGAサンライズパーク(佐賀市)周辺は来秋の国スポに向けて改修工事が進み、大きく変化した。ランナーは栄光橋を見上げ、5月開業予定のSAGAアリーナを横目に待望のスタートを切った。

4年前から景色が一変した一方で、沿道にはボランティアや大勢の応援者、ランナーをもてなす多彩な食など以前と変わらない姿もあった。約2500人のボランティアが支え、手製の応援ボードや演奏などで全国から戻ってきたランナーの力走を後押した。

さまざまなかたちで、多くの人たちが関わり、一つの大会をつくりあげている“一体感”を再確認させた。来年はコロナ禍前のような1万人を超える参加者を迎え、より熱気あふれる大会になることを期待している。(さが桜マラソン取材班)

完成間近のSAGAアリーナ横を一斉に走り出す選手たち=佐賀市日の出


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