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佐賀県選手団解団式、互いの活躍ねぎらう 「支えてくれる人がいる心強さ感じた」剣道の宮﨑選手
佐賀国スポに出場した佐賀県選手団の解団式が、SAGAアリーナ(佐賀市)で総合閉会式終了後に行われた。ウエイトリフティング女子で優勝した安嶋千晶選手(チームSSP)が、県旗を団長の山口祥義知事に返納した。地元開催の重圧をはねのけてきた選手たち。山口知事は「みんなの人生の大事な1ページがこの国スポになり、大切な時間になった思う」とねぎらった。
式では、県勢選手のハイライト映像で大会の軌跡をたどった。アリーナ上部の大型ビジョンに活躍ぶりが映し出された選手の周囲で、盛り上がりを見せていた。ソフトボール少年男子に出場した野中颯斗選手(牛津高)は「映像を見ると、やっぱり勝ちたかった」と悔しさをにじませた。
剣道成年女子団体で大将として初優勝に導いた宮﨑幸恵選手(佐賀商高教)が選手団代表であいさつ。「一緒に頑張ってきた仲間が最終選考で外れたりけがで出場を断念したりしたが、すぐに前を向いて支援する側に回ってくれた」と振り返りつつ、「支えてくれる人がいる心強さを改めて感じた」と感謝した。
選手と二人三脚で歩んできた監督やコーチも集まり、大会の成功に安堵(あんど)の表情を浮かべた。スポーツクライミングはジュニア世代からの育成が実を結んで四つのメダルを獲得。選手を長年指導してきた樋口義朗監督(多久高教)は「地元の重圧もあったと思う。大会ではうれし涙も悔し涙もあったが、どれも美しかった」と語った。
選手や監督、スタッフ全員の名前がモニターにエンドロールとして流れ、大会を締めくくった。ライフル少年男子に出場した菰田幸樹選手(佐賀清和高)は、演出に感極まった様子。今回で競技に一区切りつけるつもりといい、「エンドロールに花を添えてもらった。国スポは自分の人生に彩りを与えてくれた」と充実感を漂わせた。(鶴澤弘樹、中村健人、樋口絢乃)
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