<大麻旗剣道大会>中学生男子 北茂安少剣A、37年ぶり3度目の優勝 激しい攻防、紙一重の勝利
北茂安少剣Aは決勝で大和中Aと激闘を演じ、本数差で制した。県中学総体、九州大会に続く優勝で、24日の全国大会に向けて確かな手応えをつかんだ。
決勝ではここまで無敗の先ぽう古賀脩也が2本勝ちし、チームに勢いを与えた。次ほうが引き分け、中堅が1本負け、副将が引き分けで続いた。
引き分け以上で勝ちの状況だったが、大将嘉村光太は開始すぐに先制を許した。それでも「まだ時間はある。落ち着いて1本を取ることに集中しよう」と冷静だった。
試合終了まで1分を切ったところで相手が下がった瞬間、すかさず追い込んでメンを放ち、打ち勝った。「相手が死にものぐるいでかかってくるのは分かっていた」と嘉村。激しく竹刀を打ち合う中で試合終了のブザーが鳴り、胸をなで下ろした。「最後まで全力で戦えて楽しかった」と晴れやかだった。
木下憲司監督は「チームには1、2年生もいて、嘉村たち3年生がよく引っ張ってくれた。次は全国の舞台で頂点を目指してほしい」と手応えと期待感を語った。(上田遊知)
