全日本体操種目別選手権 男子ゆか 鳥栖工高3年・瀬口寛太が2年連続出場「自分の演技で高校生一番に」
体操の種目別日本一を決める第79回全日本体操種目別選手権が13日、群馬県の高崎アリーナで開幕する。佐賀県勢は男子ゆかに、鳥栖工高3年の瀬口寛太が2年連続で出場する。「高校生活の集大成となる大会。自分らしい演技で決勝進出を目指したい」と意気込む。
今大会には、実業団や大学、高校から鉄棒やゆかなど各種目別の「スペシャリスト」36人が出場し、日本一を争う。NHK杯や全日本学生選手権などの成績上位の選手に出場権が与えられる中、瀬口は映像審査に申し込んだ34人中2位で出場権を獲得した。インターハイや国スポと同じ「3回半伸身」を含む、自信のある構成で本番に臨む。
初出場となった昨年の大会は「大会の独特の雰囲気に気持ちが高揚し、体が動きすぎてしまった」と語り、13・700点で23位だった。高校最後の大舞台に向けて「今年こそは冷静に自分の演技をして、5人出場する高校生の中で一番になりたい」と力を込める。(蒲原隆寛)
