柔道ジュニア国際大会 佐賀商業高校の小畑永吉、小峰葵結が出場「培った技で優勝したい」
柔道のジュニア国際大会(15~20歳)が29、30の両日、スロベニアで開かれる。日本代表は13選手で、佐賀県勢は男子81キロ級の小畑永吉(佐賀商高3年、太良町出身)と女子70キロ級の小峰葵結(同、唐津市出身)が選出された。初めて日の丸の道着に腕を通した2人は「佐賀商で培った柔道で優勝したい」と力を込める。
小畑は今夏の全国高校総体男子81キロ級で準優勝。寝技や内股などを得意とする。10月の滋賀国スポでは、少年男子団体のメンバーとして県選抜の8強入りに貢献した。
小峰は持ち味の粘り強い柔道を身上に、大外刈りや背負い投げなど攻撃の手を緩めず全国高校総体女子70キロ級で2位になった。滋賀国スポでも女子団体準決勝で一本勝ちし、県チーム準優勝の原動力になった。
2人は海外勢の力強い技を警戒するが、「練習してきた組手で相手を封じたい」と声をそろえる。小畑は「『立って良し寝て良しの柔道』で攻めの姿勢を貫きたい」と初めての国際大会に闘志満々。小峰は「時差や調整など初めてのことばかりだが、技を掛け急がず、落ち着いて戦いたい」と笑顔で意気込む。(北川尊教)
