全ての大会で上位を

男女や年齢関係なく

「男女や年齢に関係なく競えるところが面白い」と魅力を語る。一人一人投げ方が違っていてもストライクが狙えるし、思い描くコースも千差万別。懐の深い戦略性が難しくもあり、極めがいもある。
 ボウリングとの出合いは、小学4年でおばあちゃんに誘われて出場した大会。会場で武雄市の下田順子プロが指導するジュニアクラブへの勧誘を受けたことをきっかけに、はまっていった。
 小学6年の時にジュニアクラブの仲間と全国大会に初めて出場したが、同じクラブですでに全国でも活躍していた中島望結選手の決勝での姿が印象に残る。現在1番の目標である国体に出場したいと本気で思ったのは中学1年。中学3年で初出場を果たし、小城高1年時には中島選手と組んだ少年女子団体で4位入賞の結果を残した。
 試合中にも刻一刻と変わるレーンコンディションがスコアを左右する。「場面ごとの対応力が大事」と、練習ではさまざまなケースを想定して、ボールを投げ続ける。「自分で考えていいスコアを出せると楽しい」
 さらに体力もついてきた。大会では1日に6ゲームを投げることが普通だが、「初めは筋肉痛もあったが、今はどんなに投げても大丈夫」と頼もしい。

応援に成績で応えたい

 2020年はコロナ禍でボウリング場の休業があり練習にも苦労した。だが、1月にあった高校選手権では8位と成果も表れてきた。「考える力がついてきた。カバー力も上がっていると思う」。一歩ずつ前に進む感覚に笑みがこぼれる。
 SSPホープアスリートとしてかかる期待には、「応援に応えたい。成績で頑張っていることを伝えたい」。出場する大会では常に決勝に残り上位を目指すと力を込める。そして、2024年の佐賀国スポに全力を尽くす意気込みだ。

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