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ラグビー早慶戦、佐賀で熱く 佐賀新聞創刊140周年記念 大隈重信生誕の地で
佐賀新聞創刊140周年を記念した「第28回佐賀招待ラグビー 早稲田大学対慶應義塾大学」が5日、佐賀市のSAGAスタジアムで開かれた。早大を創設した大隈重信の生誕地・佐賀市で、大学最高峰のリーグでしのぎを削る伝統校同士が激戦を展開。両校の関係者やラグビーファンなど3585人が熱い視線を送った一戦は、早大が52―27で慶大を破った。
試合に先立って、早大校友会「稲門会」の佐賀県支部長を務める佐賀新聞社の中尾清一郎社長が「早稲田大は佐賀出身の大隈重信がつくり、今のラグビー部監督は佐賀工業高出身の大田尾(竜彦)監督という縁もあって開催できた。早稲田を応援し、慶應にはエールを送りたい」とあいさつした。
試合は前半10分に慶大が先制したものの、すぐに早大が逆転。その後もトライを重ねた早大が前半に21点リードした。後半は攻守が激しく入れ替わる互角の戦いを見せた。激しく体をぶつけ合い、軽快なステップで抜け出してボールを運ぶ選手の姿に、スタンドからは歓声が沸き、大きな拍手で熱いプレーをたたえた。
試合後、山口祥義知事は「佐賀で早慶戦をやるのは大田尾さんとの夢だった。これからも熱い戦いを見せてほしい」と両校の選手らにエールを送った。ピッチサイド席で観戦した唐津市の松尾由美さん(67)は「体の大きさやプレーの迫力など、テレビで見るよりも臨場感があった」と話した。
招待ラグビーは、佐賀新聞社と九州ラグビーフットボール協会が主催し、佐賀県ラグビーフットボール協会が主管。佐賀県が特別協力し、九電グループが特別協賛した。(小部亮介、鶴澤弘樹)
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