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SSPコンベンション2024 佐賀国スポの入賞者らを表彰

佐賀県が選手育成や競技の裾野拡大を目指す「SAGAスポーツピラミッド構想(SSP構想)」の推進に向けた会合「SSPコンベンション2024」が19日、佐賀市のSAGAアリーナで開かれた。佐賀国スポの入賞選手や監督、県内の競技発展に貢献してきた指導者ら約400人が参加し、功績をたたえて表彰された。

SSP構想は、佐賀から全国や世界で活躍するトップアスリートを育て、スポーツ文化を根付かせていくことを目的に2018年から始まった取り組み。コンベンションでは、国スポの前身の国民体育大会(国体)で入賞した選手の表彰などを行ってきた。

山口祥義知事はあいさつで、1976(昭和51)年の若楠国体以来、48年ぶりの県内開催となった佐賀国スポを振り返り、「とても思い出に残る、温かい大会になった。皆さんの一つ一つの頑張りがこれからのスポーツ界を切り開いていく」と述べた。国スポの上位入賞選手らに賞状や記念の盾を手渡した。

今後のSSP構想の発展に向け、バレーボール成年女子を率いた酒井新悟監督(SAGA久光スプリングス)は「SAGAアリーナで県民に夢と感動を与えて、佐賀のスポーツを盛り上げていく」と決意を述べた。佐賀国スポで現役を引退したウエイトリフティング成年女子の安嶋千晶さん(チームSSP)は「次の目標は有田工業高を全国優勝に導き、県内に複数の部をつくり、切磋琢磨(せっさたくま)できる環境を整えていきたい」と力強く語った。

SSP基金のパートナー企業への感謝状贈呈や、スポーツ功労者への表彰も行われた。(小部亮介)

佐賀国スポで優勝し、山口祥義知事(手前)から賞状を受ける新体操少年女子の五嶋咲希選手(右、佐賀北高)=佐賀市のSAGAアリーナ


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