パワーリフティング全国大会 マスターズ40代 橋口さん、日本一! スクワットで日本新記録も
7月に愛媛県で開催されたパワーリフティングの全国大会「ジャパンクラシックマスターズ選手権大会」の40代クラスで、93キロ級の橋口廣志さん(43)=佐賀市=が初優勝を飾った。スクワットでは日本新記録を出し、「優勝も新記録も狙っていた」と胸を張る。
パワーリフティングはスクワット、ベンチプレス、デッドリフトの合計重量で競う。橋口さんはスクワットで日本記録を0・5キロ更新する283キロをマークしたほか、ベンチプレスで3位となる自己新の165キロ、デッドリフトで2位の235キロを記録した。トータルも自己新の683キロで、2位に70・5キロの差を付けた。
子どもの卒園式で「スーツをきれいに着たい」と感じたことをきっかけに、36歳から健康とダイエットを目的にトレーニングを始めた。自宅に器具を買いそろえ、約3年前からはパワーリフティングジムのSPACE(佐賀市)で本格的に練習し、体作りを基礎から学んで力を付けた。
マスターズ選手権では昨年まで、83キロ級で2年連続準優勝し、昨年の佐賀国スポにも出場した。橋口さんは「数字として明確な目標を持つことができ、いつ始めても遅くない」とパワーリフティングの魅力を語り、「スクワットとトータルでアジア記録を目指し、競技が普及するよう頑張りたい」と話した。(丸山美陽)
