<全障スポ・滋賀大会>佐賀県選手団、大舞台で健闘誓う 9競技に選手86人が出場 10月25日開幕
第24回全国障害者スポーツ大会「わたSHIGA輝く障スポ」が25日、滋賀県彦根市などで開幕する。佐賀県勢はバレーボールや陸上など9競技に選手86人が出場。メダル獲得や自己記録の更新などそれぞれの目標を胸に、全国の舞台に挑む。
団体競技は、バレーボールの知的男子と精神、ソフトボール知的の3チームが九州ブロック予選を勝ち抜き、本大会に進出した。大会連覇を狙うバレーボール知的男子のクラブチーム「SAGA WINCROWS(サガウィンクロウズ)」を筆頭に、全3チームがメダル獲得を目指す。
個人競技は14~75歳の50人が参加し、そのうち13人が初出場。中には、昨年の佐賀大会とは違う競技に挑戦する選手もおり、佐賀のパラアスリートたちの新たなチャレンジに期待が高まる。
23日に県庁で開かれた出発式では、山口祥義知事が「団体で三つのチームが本大会に出場するなど、昨年の佐賀に続いて今回も選手と役員を合わせて158人の大選手団になった。今後も多くの新しい仲間たちがスポーツをしてみたいと思えるように、みなさんが滋賀で活躍する姿に期待している」と激励した。
選手団を代表して、陸上女子400メートルに出場する小川百合香選手(うれしの特別支援学校3年)が「支えてくれている人たちへの感謝を忘れずに、滋賀で全力で走りたい」と健闘を誓った。
大会は25~27日の3日間、滋賀県で開かれ、全国から選手や関係者ら約6千人が参加する。選手たちは14の正式競技と四つのオープン競技で、記録の更新やメダル獲得などそれぞれの目標達成を目指す。(蒲原隆寛)

