<防府読売マラソン>ワークナー・デレセ(ひらまつ病院)大会新で優勝 母国エチオピアで特訓「体が軽かった」

防府読売マラソンは7日、山口県防府市のダイキョーニシカワスクエア体育館前からダイキョーニシカワスクエア陸上競技場までのコースで行われ、男子はワークナー・デレセ(ひらまつ病院)が大会新記録の2時間6分58秒で優勝した。2023年世界選手権代表の西山和弥(トヨタ自動車)が2時間7分49秒で日本勢最高の2位に入った。小山裕太(トーエネック)が西山から30秒遅れの4位。

 力強いロングスパートでライバルを振り切ると、最後は両手を広げてゴールに駆け込んだ。男子はワークナー・デレセ(ひらまつ病院)が2時間6分58秒の大会新で優勝。自己ベストも更新する快走に「最後まで余裕を持って走ることができた」と喜んだ。

 同日開催された福岡国際マラソンを制したバイエリン・イエグゾーらと、母国エチオピアで3カ月間トレーニングを重ねて本番に臨んだ。スタートから軽快にピッチを刻むと、37キロ過ぎにロングスパート。「エチオピアの標高3000メートルくらいのところでしっかりトレーニングしてきたから、最後まで体が軽かった」と、ぐんぐんスピードを上げ、最後はロンドン五輪1万メートルのケニア代表カロキ(トヨタ自動車)との一騎打ちを制した。

 ひらまつ病院陸上部の平石拓也監督は「デレセのこの優勝はほかの部員にとっていい刺激になる。ニューイヤーでいい走りができるように、9日からの合宿も頑張りたい」と話した。(蒲原隆寛)

防府読売マラソン男子で、2時間6分58秒の大会新記録で優勝したワークナー・デレセ=ダイキョーニシカワスクエア陸上競技場
BACK TO TOP