全国高校選抜クライミング 12月20日に開幕 多久高校、佐賀北高校から5人出場
第16回全国高校選抜スポーツクライミング選手権大会は20、21の両日、埼玉県の加須市民体育館で開催される。課題の壁を登る高さを競うリードがあり、県勢は多久と佐賀北から男女合わせて5人が出場。上位進出へ闘志を燃やす。
男子は通谷結太(多久)と河端航大(同)が臨む。8月のボルダー・アジアユースで3位に入った通谷は、力強い指先で疲労がたまっても高度を伸ばすことができるのが持ち味。河端はどんな課題も苦手意識なく登ることができ、改善してきた呼吸法を生かしながら、予選突破を目指す。2人は10月の国スポ少年男子で8位入賞しており、合計点で競う今大会の団体でも3位以上を見据える。
女子は梶絢香(多久)と通谷佐与(同)、中村百花(佐賀北)がエントリー。昨年、準決勝で惜しくも敗退した梶は、体を大きく使う登りで課題を攻略し、雪辱を期す。結太の妹・佐与はけがを押しての出場だが、持久力を生かし記録を狙う。1年生の中村は初の選抜大会。予選通過を目指す。(北川尊教)
