<全国高校駅伝>12月21日号砲 男子・鳥栖工業、女子・佐賀清和 師走の都大路、全力疾走誓う

男子第76回・女子第37回全国高校駅伝競走大会は21日、京都市のたけびしスタジアム京都を発着点に開かれ、男女ともに都道府県代表の47校とブロック代表の11校の計58校が出場する。佐賀県代表は男子(7区間42・195キロ)の鳥栖工と女子(5区間21・0975キロ)の佐賀清和が出場。それぞれの目標を胸に、師走の都大路を全力疾走する。

 20日に監督会議と開会式が行われ、オーダーが発表された。鳥栖工は1区(10キロ)にエース今村仁を起用。今村は区間20位だった昨年の大会を振り返り、「今年は5位を目指してたすきをつなぐ」と力を込める。登りの3区(8・1075キロ)には、昨年6区で区間7位と奮闘した主将の下森実直を抜てき。下森は「冷静な走りをしたい」と意気込み、チームとして昨年の7位越えを目指す。

 佐賀清和は1区(6キロ)に県大会でも1区を走った古賀結衣花を配置し、チームに流れを呼び込む考え。登り基調の3区(3キロ)を担う吉武美乃里は「県大会の時よりも状態はいい」と話し、持ち前のバネを生かした走りでたすきをつなぐ。締めの5区(5キロ)を走る内野彩愛は「抜けるだけ抜いて20位台に持っていきたい」と力強く宣言した。(嘉村侑香)

開会式に臨む佐賀県代表の鳥栖工と佐賀清和の選手たち=京都市体育館
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