<柔道・世界カデ選手権>清水優陸(佐賀商高)女子63キロ級頂点 「やるべきことできた」
23日にクロアチアで開幕した15~17歳の選手が競う世界カデ柔道選手権大会で、佐賀商高2年の清水優陸が女子63キロ級で頂点に立った。清水は「初めての世界大会で緊張したが、やるべきことをしっかりできた。素直にうれしい」と喜んだ。
清水は3月の全国選抜と8月の全国総体で2冠を達成して臨んだ。初戦の2回戦でギリシャの選手、3回戦でチュニジアの選手に反則勝ちを収めた。アメリカの選手と戦った準々決勝で2分46秒に内股を決めて一本勝ち。準決勝ではモンゴルの選手に優勢勝ちし、ブラジルの選手との決勝では3分21秒に体落としで一本を奪った。
初の世界大会で「最初は動きが硬く、慎重になりすぎていた」と清水。それでも徐々に緊張がほぐれ「試合を楽しむことができた」と振り返った。(小部亮介)