佐賀県独自の新しい全国大会「SAGAパラスポ2025」 8月23日にボッチャ競技で開幕 参加者募集

佐賀県独自に開催するパラスポーツの全国大会「SAGAパラスポ2025」が、第1弾のボッチャ競技を皮切りに8月23日に開幕する。全国大会出場が狭き門となっているパラアスリートの目標となる舞台をつくる。ボッチャは2日間の日程で開催、県が参加者を募集している。

 大会は、昨年10月に開催されたSAGA2024全国障害者スポーツ大会(全障スポ)で高まったパラスポーツの競技熱を引き継ごうと、県が企画した。集中開催ではなく、通年で競技ごとに大会を開く。

 全障スポに出場するためには、団体競技はブロック予選を勝ち抜く必要があるほか、個人競技も出場枠が少ない。県が独自に開催する全国大会は、県内選手の新たな目標となることを目指す。

 県によると、25年度は3競技を開催。ボッチャ競技を第1弾(8月23、24日)として、9月に車いすバスケットボール、来年1月はバレーボール知的の大会を開く予定。ボランティアを募集し、一般観覧も可能にする。「昨年の全障スポ同様にいろいろな形で関わってもらい、さらにパラスポーツを盛り上げたい」としている。

 ボッチャ競技の参加費は無料で、チームは2人1組など全障スポの開催基準要綱に準じる。申し込みは5月22日まで。ウェブの申し込みフォームか、申込書を送る。送付先は県SSP推進局スポーツムーブメントチームパラスポーツ担当。問い合わせは同局、電話0952(25)7334。(丸山美陽)

滋賀県で開かれる全国障害者スポーツ大会出場を目指し、熱戦を繰り広げたボッチャ競技の選手たち=11日、佐賀市のパラスポーツセンター
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