HASHIGUCHI Mahiro
理想の柔道を追求
強豪をなぎ倒す
2019年の南部九州総体では、上級生の強豪をなぎ倒し3位。78キロ超級では小柄ながら、物おじしない「恐れ知らず」の高校1年生が躍動した。
兄の影響で3歳から始めた柔道。小学3年から所属した武雄警察署の少年柔道教室で頭角を現し始めた。小学4年で全国大会にも出場し、「強くなりたい」という思いが日々強くなっていった。
中学では2年生の時に全国中学校体育大会70キロ超級で3位。日本一になるという目標がはっきりしていく中で、佐賀県内の強豪・佐賀商業高校に進学し、さらなるレベルアップを図る。
3位となった南部九州総体では、次々と全国のつわものを撃破していった。準々決勝では広島の強豪広陵高校の優勝候補と対戦。支え釣り込み足で一本を奪った瞬間は「『えっ』と思った」と実感がなかったというが、攻めの姿勢を貫いた勢いが結果に表れた。この1勝が「高校でも戦える」と自信につながった。
2年では日本一を目標に掲げていたが、コロナ禍でことごとく大会が中止になった。技だしの速さなどの課題の練習の日々はあっという間だったと気力は高まっている。
全国の舞台で戦いたいという気持ちを膨らませながら、「(ライバルたちは)もっとやっている」と油断はない。体格が違う強豪たちを前に大切にしているのは「自分に負けないこと」。今の限界から「まだできる」ともっと上の強さを目指す。
「出るからには勝ちたい」
SSPホープアスリートの認定に、「皆さんの応援が力になる」と素直に喜ぶ。2024年の佐賀国スポには、「出場したいし、出るからには勝ちたい」と意気込みを見せる。
「立ち技での一本勝ちが決まった時は気持ちいい」。理想の柔道を目指し、強さを追い求める。
橋口 茉央 選手
競技:柔道
はしぐち まひろ
2003年、武雄市出身。武雄中2年時に全国中学校体育大会女子70キロ超級で3位入賞、団体ではベスト16。佐賀商高1年時にはインターハイ女子78キロ超級で3位。