激しく優雅に観客魅了

地元クラブの演技に衝撃

 激しく優雅な演技に目を奪われる-。迫力あるタンブリングや一糸乱れぬ徒手動作、美しく流れるような隊列変化が観客を魅了する男子新体操。石橋知也選手は、全国の強豪として名をはせる神埼清明高の男子新体操チームを主将としてまとめる。
 石橋選手が新体操と出合ったのは小学1年生。近年、全国上位をひた走る地元神埼ジュニア新体操クラブの演技に衝撃を受けた。「柔らかくしなやかな演技。それにダイナミックな回転技がかっこよかった」。自分もやってみたいという衝動で兄とともに入門した。
 小学3年で出場した徒手の個人大会で、最高賞を獲得したことが自信になった。しかし、その頃けがに見舞われるなど足踏みの期間もあり、レギュラー争いが続いた。初めてトップチームに選ばれたのは小学6年。そこから、指先の表現やかかとの上げ具合、タンブリングの強さなどの技術理解が急速に進んだという。
 練習が成長に直結し、「新しい技ができるようになる度に楽しかった」と振り返る。中学時代は全日本ジュニア新体操選手権団体で1、2年時に神埼ジュニアで全国連覇を果たした。個人も1年時から全国トップレベルで争い、3年では同選手権個人総合優勝を果たした。

表現力を磨く

 神埼清明高では、佐賀のみならず全国の男子新体操を引っ張る中山智浩監督の指導を受ける。「以前はタンブリングだけと言われていたが、強さや細部の動きが上達した」と表現力を磨いている。
 1年で出場した南部九州総体では、大会直前にチームメートが負傷するアクシデントもあり惜しくも3位。2年時はコロナ禍で主要な大会が中止になった。試合ができない悔しさはあったが、その分チームづくりに力を入れた。中山監督から主将に指名され、どうチームをまとめるか悩んだ時もあったが、監督不在でもお互いに指摘し合い、向上し合う体勢を仲間とともに目指す。
 高校最後の学年では、選抜大会、インターハイ、国体で全国制覇を勝ち取りたい。「個人、団体ともにトップを取りたい」と意気込む。

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