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<県高校総体 サッカー男子>佐賀東攻め貫き逆転V

県総体の有終を飾るサッカー男子決勝は、佐賀東が持ち味の攻撃力を存分に発揮し、佐賀商に2-1で逆転勝利を収めた。2大会ぶりとなるインターハイ出場権獲得。降りしきる雨の中、最後まで集中力を切らさなかった「ブルーの戦士」たちは、歓喜の瞬間、拳を突き上げて喜び合った。

序盤は佐賀商が的確にボールをつなぎ主導権を握る展開。反面、佐賀東はぬれたピッチに足を滑らせ、絶好機にシュートのタイミングが遅れるなど、全くプレッシャーを与えられなかった。

悪条件に加え不安要素も抱えていた。前日の戦いでGK松雪翔吾が足を痛め、ゴールには公式戦初出場の高山さくらが立っていた。「一丸で守り抜くしかなかった」(高山)。

後半は雨を味方につけた。変化するシュートやロングボールの軌道を利用し、敵陣深くまで突き進んだ。13分、波状攻撃で生まれたセットプレーのチャンス。右CKからのこぼれ球をFW川原一太が押し込み同点に追い付くと、流れは一気に佐賀東に傾いた。

主将のMF森田悠斗が右サイドを突破し、ペナルティーエリアで倒されPKを獲得した。「おまえに託す」と任されたエース吉田陣平。決勝という独特な緊迫感に包まれる中、冷静にゴール左端を狙った。

局面に応じた状況判断力と個々の技術を武器に、2月の九州新人大会では準優勝。着実に成長の階段を登ってきた。森田主将は「全国制覇は入学時からの夢。自分たちの代で成し遂げたい」。攻撃力にさらなる磨きをかけ、真夏のピッチでの躍進を誓った。(井手一希)

決勝・佐賀東-佐賀商 前半、雨の中、激しく競り合う佐賀東のMF吉田陣平(10)と佐賀商の山本恵大(5)=佐賀市健康運動センター(撮影・山口源貴)


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