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<春高バレー>佐賀学園あと1点遠く 崇徳に28―30 マッチポイント4度逃す
バレーボールの全日本高校選手権第2日は6日、東京体育館で2回戦が行われ、佐賀県勢は男子の佐賀学園がフルセットの末、崇徳(広島)に1―2で敗れた。
あと1点が遠かった。佐賀学園は4度もマッチポイントを握りながら、エース白熊太陽がブロックに捕まった。28-30。初の16強進出を逃し、白熊主将は「みんなが懸命につないで託してくれたボールを最後は決められなくて、悔しい思いだけです」と大粒の涙を流した。
崇徳とは昨春から30セット以上の練習試合を重ね、互いに手の内は知り尽くしていた。常時3枚攻撃ができるツーセッター制をとる相手に、スタメン全員が180センチ超えの高さで対抗。互角の戦いはフルセットまでもつれ込んだ。
「絶対勝ちたくて、必死に思いを込めて打った」と白熊。徹底的にマークされる中、トスを託され、ブロックを巧みにかわしながら1点を積み重ねた。決めたポイントはチーム総得点の半分以上。大車輪の活躍で28-28まで粘ったが、最後は3枚の壁に連続ブロックを決められ、涙をのんだ
メンバーは白熊を追いかけるように強くなった。「チームで一番成長した」(蒲原和孝監督)という石井歩人は、サウスポーを武器に鋭いスパイクで攻撃をけん引し、エースの片翼を担った。U-18日本代表候補に選出経験のある187センチのセッター下田大夢は、ブロックや強烈なサーブなど、他校の選手にはない高さを生かしたプレーを磨いた。
そんな先輩たちの背中を追ったスタメン唯一の2年・北川大智は「白熊さんにように心強い存在になりたい」と、1点の重みを胸に再出発を誓った。
蒲原監督は3年間を振り返り、「勝ち負けは関係ない。おとなしい子ばかりが集まったチームだったが、オレンジコートの舞台で感情を爆発させて戦ってくれたことが誇りだった」とたたえた。ただ、去り際に「まぁ悔しいです…」とひと言。選手とともにもう少しだけ先の景色を見たかった思いがそこにはあった。(井手一希)
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