新着情報

SAGAスポニュース

橋口(佐賀商高3年)世界で勝負 柔道78キロ超級・日本代表 ポーランドで大会

3歳から地道に技を磨いてきた柔道少女が悲願の日の丸を背負う。佐賀商高3年の橋口茉央(まひろ)が26、27日の両日、ポーランドで開かれる世界大会「ヨーロッパオープン・ワルシャワ」に78キロ超級の日本代表として出場する。県内の女子高校生で世界大会に挑むのは初めて。橋口は「ワクワクして楽しみ。自分がどれだけ戦えるか試してきたい」と意気込む。

武雄市出身。兄の影響で柔の道に進み、超級一筋で歩んできた。北方小時代から県大会5連覇、九州大会でも3連覇する実力者で、武雄中時代は全国中学校体育大会で3位に入った。

佐賀商高に進み「世界」を強く意識するようになった。1年時に全国総体で3位に入ると、2年時は全国選抜優勝、昨夏の全国総体は惜しくも準決勝で敗れたが、全日本ジュニア体重別選手権では全国総体の覇者を退け、準優勝した。輝かしい戦績だが「1番じゃないと、支えてくれた仲間や家族への恩返しにならない」と満足していない。

160センチ、91キロ。日本の超級界は100キロ以上、世界となると120キロ台が顔をそろえる。体格のハンディはあるが、「きつくても勝つためには、妥協はできない」。ウエイトアップのため食事の量を倍にし、瞬発力を生かそうと筋力トレーニングにも汗を流した。努力は実り、釣り手で相手が動く前にいなせる力をつけた。

仲間や家族に支えられて迎える世界大会。体は小さくても、機動力と気持ちでは負けない。「佐賀商で組手を磨いてきた。釣り手で距離をとり、足を動かして相手を崩したい」。超級最年少の18歳が、ひのき舞台で誰よりも思い切りのいい柔道を見せる。(西浦福紗)

ポーランドで開かれる柔道の世界大会で78キロ超級に出場する佐賀商の橋口茉央=同校武道場


佐賀新聞RSS佐賀のスポーツニュースをお届けします。

2024年7月26日<インターハイ>佐賀県勢26日の成績 フェンシング女子の佐賀商・西川がベスト8、少林寺拳法は6人が予選突破

2024年7月26日<インターハイ>ソフトテニス女子個人 嬉野高校 石井胡桃・中村旭組 4回戦進出「プレー通用した」

2024年7月26日<インターハイ>フェンシング女子個人フルーレ 西川日湖(佐賀商業高校) 強敵撃破、堂々のベスト8

2024年7月26日<インターハイ>バレーボール女子 佐賀清和高校、決勝トーナメント進出 米沢中央(山形)と再戦「次は勝つ」

2024年7月26日<脚光のキセキ>若いバッテリー 全国高校野球佐賀大会 連覇逃した鳥栖工業高校の松延と多良