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<体操・種目別W杯>曽根崎しずく(鳥栖高)、跳馬とゆか出場 高校生活集大成へ「自分の演技見せる」3月1日~、カタール
3月1~4日にカタールで開かれる体操の「種目別ワールドカップ(W杯)ドーハ大会」で、鳥栖高3年の曽根崎しずくが日の丸を背負って戦う。跳馬とゆかの2種目への出場で、中学2年以来の国際舞台に「緊張もあるけれど楽しんで、自分の演技を見せたい」と闘志を燃やす。
昨年8月の全国総体は個人総合7位に終わったものの、直後の全日本ジュニア選手権大会では個人種目別跳馬と個人総合で頂点に立った。2022年度の女子ジュニアナショナルのU20強化選手にも選ばれている。
昨年9月の栃木国体では、少年女子の団体6位入賞に大きく貢献した。しかし、昨年1月ごろから違和感があった股関節の痛みが増したことで、国体後の約2カ月間は練習ができなかった。その間は、体幹の弱さなどを克服するトレーニングに励んだ。
今年に入って徐々に練習を再開し、状態は上向いている。体力の低下に不安はあるが「もう一度、鳥栖高として出られるチャンスができた。最後は楽しんで、人を魅了できる演技をしたい」と、高校生活の集大成の場を心待ちにする。
大会では上位を見据えるだけでなく、「自分にはできない技を取り入れる人もいる。表現力も学べると思うのでしっかりと吸収したい」と意欲を見せる。
卒業後は筑波大に進んで競技を続ける。「世界の舞台で活躍できる選手になりたい」。そのために全体的な技の難易度を上げることを目指し「もっと安定した演技を追求していきたい」と力を込める。着実に世界への階段を上るため、しっかりと大舞台を経験してくるつもりだ。(小部亮介)
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