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佐賀大・女子サッカー部 全日本選手権出場へ

佐賀大学の女子サッカー部が11月の九州大会で準優勝し、初の全国大会出場を決めた。九州から国立大チームが全国大会に出るのは初めて。4年で主将の山崎みすずさん(22)は「ずっと目標だった全国大会にこのチームで行けてうれしい」と笑顔を弾けさせた。

チームは選手16人のうち、大学生になる前に競技を経験したのは4人と、初心者が多いチーム。それでも、全国大会出場を目指して週に3日、佐賀大の陸上競技場などで練習を重ねてきた。ことしは新型コロナウイルスの影響で活動が再開できたのは8月下旬だったが、普段通りの練習をこつこつ行って試合に備えた。
出場権を懸けた九州女子サッカー選手権は11月14~16日に長崎県であり、チームは予選リーグ初戦、4年連続での全国出場を狙う強豪・活水女子大(長崎)とぶつかった。4年のDF山下和さん(21)を中心に守って前半を0―0とすると、後半3分に味方からパスを受けた4年のFW高原みず紀さん(22)がドリブルで相手キーパーをかわし、先制。GK山崎さんも好セーブを連発して得点を与えず、1―0で貴重な勝利をもぎ取った。
勢いに乗ったチームは経験者を中心に一丸となって予選リーグを1位通過すると、決勝トーナメントで今までも勝ったことのある長崎大に2―0で快勝。決勝では昨年の九州大会覇者・福岡大に0―11で大敗したが、上位2校に与えられる全国切符をつかみ取った。
2005年の創部以来、ずっと全国大会出場を目標に掲げていたが、今まで、練習時間や環境に勝る私立大学が立ちはだかってきた。
念願の全日本大学女子サッカー選手権大会は24日に兵庫県で開幕、初戦で明治国際医療大学(京都)と対戦する。山崎主将は「楽しく笑顔で、チームワークを武器に1点を取ることが目標」と気持ちを高めた。(草野杏実)

初の全国大会出場を決めた佐賀大学女子サッカー部=佐賀市のSAGAサンライズパーク球技場


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