<日本男子ソフトボール>ダイワアクト8年ぶり優勝
第53回日本男子ソフトボールリーグの決勝トーナメント最終日が10日、埼玉県の上谷総合公園野球場で3位決定戦と決勝が行われ、ダイワアクト(佐賀市)は決勝でHonda(栃木)に延長タイブレークの末に2―1で競り勝ち、8年ぶり5度目の頂点に立った。
ダイワアクトは3位決定戦でトヨタ(愛知)と対戦し、四回裏に豊村友之介の2点本塁打で先制。エースのジャック・ベスグローブは7回16奪三振の好投で完封し、決勝に駒を進めた。
決勝では、9日に0―1で競り負けたHondaと再戦。両投手が投げ合う展開で0―0のまま、タイブレーク方式の延長に入った。延長八回表にジョシュ・マクガバンが2点本塁打を放って均衡を破ると、その裏をベスグローブが1失点に抑えて優勝を決めた。
田中亮多監督は「年間を通してジャックが安定し、ロースコアに抑えてくれたことで、攻撃陣が集中して戦うことができた」と振り返った。トーナメント戦でもベスグローブの好投が光ったことに触れ「若手を含めて1人1人が自覚を持ってレベルアップを図っていきたい」と話した。(小部亮介)