新着情報

SAGAスポニュース

<全国高校選抜・ソフトボール>佐賀女子準優勝 タイブレークの死闘、主戦鈴木巴那一球に泣く

一球に泣いた。大会3連覇を懸けて臨んだ佐賀女子は、決勝で延長タイブレークにもつれこむ死闘の末、全国の頂点まであと一歩のところで力尽きた。

この日の準決勝、決勝とマウンドに立ち続けた鈴木巴那は試合後、あふれ出る涙をこらえきれなかった。「最後の最後で甘く入ってしまった」と決勝打を与えた一球を悔やんだ。

力強い速球を武器に好投を続け、準決勝からスコアボードに0を並べた。ただ、延長八回表1死一、三塁のピンチで、外角低めを狙った直球が真ん中に入った。打球が三遊間を抜け、この日の最初で最後の失点だった。何度もマウンドへ歩み寄り、鈴木を勇気づけた主将の加減愛華は「打撃でもっと鈴木を援護したかった」と肩を落とした。

それでも津上さおり監督は「ここまで勝ち上がると思っていなかった。最後に負けたのは全て自分のせい」と選手たちを最大限ねぎらった。

大会直前に内野陣を入れ替え、主力の負傷が相次ぐなど厳しい状況の中で、つかみ取った準優勝。この敗戦を選手たちは胸に刻む。「全国総体、国体では負けない。日本一の投手になる」(鈴木)。泣きはらしたエースの瞳に、果たせなかった全国制覇の4文字が映った。(北川尊教)

決勝・佐賀女子―須磨ノ浦 準決勝、決勝を一人で投げ抜いた佐賀女子の鈴木巴那=鹿児島県の南栄リース桜島グラウンド


佐賀新聞RSS佐賀のスポーツニュースをお届けします。

2024年11月21日<体操・全日本団体・種目別選手権>瀬口寛太(鳥栖工高)ゆかに出場 佐賀県内男子高校生は6年ぶり 男子団体に国スポ準優勝メンバーも

2024年11月20日<SAGA2024国スポ>SSP構想の定着 トップ選手の存在、刺激や目標に 競技力向上、一過性にせず

2024年11月20日<佐賀バルーナーズ>ガルシアがキューバ代表に選出 11月23日からアメリカップ予選

2024年11月19日デジタル機器 × スポーツ体験 佐賀県立宇宙科学館で秋の企画展

2024年11月19日バスケットボールB1・バルーナーズ、2期連続黒字 2023-24シーズン アリーナ開業効果などで観客数増