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<県高校総体 バレーボール>佐賀清和、焦らず女王奪還 想定練習通り、劣勢はねのけ
女子バレーボール決勝・佐賀清和-佐賀学園の第1セット。2大会ぶりの県総体王者を狙う佐賀清和は相手の勢いある攻撃に押され、20-22とリードを許した。それでもコート上の選手たちに焦りの色は見られない。追い付き、ひっくり返せる自信があったからだ。
脳裏に刻み込まれた特別な“数字”が、勇気をくれた。コロナ禍で対外試合が組めず、選手たちは実戦感覚を保つため、あらゆる局面のシミュレーションに取り組んできた。その一つが20-22から逆転勝ちにつなげる練習。「どんなローテーションでも劣勢を跳ね返せるよう、普段から負荷をかけてきた」と野中健志監督。レギュラーと控えが一体となり、積み重ねてきた成果を発揮する場が訪れた。
指揮官の期待通り、172センチのミドルブロッカー櫻木香鈴のブロックポイントなどで追い付き、セットポイントを握られても執拗に食らい付く。ジュースの末、29-27の逆転で先取。リズムを取り戻した第2セットは、粘り強い守備から多彩な攻撃を繰り出し、序盤から終始リードを奪った。
アウトサイドヒッターの三島夢夏主将は「遠征には行けなくても、自分たちで強くなろうと高め合ってきた。インターハイがどんな景色かを見たいから、苦しくても声を掛け合って乗り切れた」。身体能力の高い選手がそろうチームのテーマは「越える」。連係をさらに高め、ベスト16入りした1月の春高バレーを上回る8強の壁を越えてみせる。(古川公弥)
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