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五輪メダリストら「ありがとう」 佐賀でキャンプ、お礼のメッセージ
佐賀県内で東京五輪の事前キャンプに臨んだフィンランドなど3カ国の選手やチームが、四つの銅メダルを獲得した。ホストタウンとして選手たちの練習場確保や新型コロナウイルスの感染対策に奔走した県の担当者らには「ありがとう。感謝しています」とメダリスト本人からお礼のメッセージが届いている。
そろって銅メダルを獲得したのは、フィンランドのボクシング女子ライト級ミラ・ポトコネン選手、ニュージーランドの陸上男子砲丸投げトーマス・ウォルシュ選手、女子砲丸投げバレリー・アダムス選手、3人制バスケットボールのセルビア代表。
メダル獲得を確認後、県スポーツ課の担当者はSNSを通じて祝福のメッセージを送った。ミラ選手は代表チームを通じて「佐賀でとてもよくしてもらって感謝している」と返答。ニュージーランドの両選手からも感謝を伝えるメッセージが届いた。選手はSNS上で応援メッセージの寄せ書きや折り鶴で作った国旗などを紹介していたという。
3人制バスケットボールのセルビア代表は事前キャンプで唐津市に滞在したが、同市に拠点を置く3人制プロバスケットボールチーム「カラツレオブラックス」の存在もきっかけになった。坂本正裕GMは「市民から(3人制バスケは)『おもしろいね』と声を掛けてもらった。競技の認知度は上がった」と語る。以前から交流がある代表コーチからは「本当に感謝している。今までのキャンプや合宿で一番良かった」と直接連絡があったという。
チームは五輪で生まれた縁を大切に若手セルビア選手の獲得も目指している。
新型コロナの影響で交流活動は制限を余儀なくされたが、県スポーツ課の伊藤俊介さんは「無事に送り出せて一安心」と胸をなで下ろす。「佐賀で事前キャンプをした選手を応援する楽しみもあり、五輪をより身近に感じられたと思う。スポーツだけでなく、幅広い分野で交流を続けたい」と話している。(岩本大志、中村健人)
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