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早稲田佐賀中、弓道男子全国V 鈴木、個人も制し2冠 コロナ下で通信大会の「JOCカップ」

弓道の「第18回全国中学生大会・JOCジュニアオリンピックカップ大会」男子団体で唐津市の早稲田佐賀中が初優勝を飾った。新型コロナウイルス感染拡大防止対策として各地の弓道場で記録を取る通信大会として行われ、計36射のうち、26中でランキング1位。メンバーの鈴木朝日(3年)は個人もトップタイの的中数で2冠を達成。節目の創部10年目で躍進を果たした。

大会は愛知県で開かれる予定だったが、新型コロナ感染拡大に伴い、通信大会で実施。県大会(6月)を制し、全国大会に進んだ早稲田佐賀は7月25日、SAGAサンライズパーク総合体育館弓道場で競技に臨んだ。男女それぞれ約40チームが出場、3人が4射ずつ3回、計12射を放ち競った。

最初に矢を放つ「大前」の岩原圭汰(けいと、2年)は「緊張もあってペースをつくるのが難しかった」と話しながらも7中と奮闘。続く鈴木は持ち前の高い集中力を発揮し、1射目から8射連続で的中させた。9射目は外したものの「しっかり立て直せた」と残り3射はいずれも的中。11中は、愛知県の選手と並び全国トップタイの的中数だった。

最後に矢を放つ「落(おち)」の野田聡(3年)は「2人が流れをつくってくれたので、勢いを止めず2巡目、3巡目につなごうと思った」。大崩れすることなく、8中でまとめた。右肘を痛めてこの日は控えに回った主将の大坪洸星(こうせい、3年)も含め、総合力の高さで栄冠を勝ち取った。

中高一貫の同校は、高校も県内トップクラスの実力を持つ。かつて唐津東高などを指導し、県高校総体などで優勝に導いた時津正純監督(63)は「基礎練習に力を入れており、最終的には6年目で花が咲けばいいと思っている。ただ、ともに練習している高校生のレベルを見ているから、目標も高くなる」と一貫校のメリットを挙げる。

県勢では、女子団体で武雄市の武雄青陵中(荒川花歩、山口莉々加、野中理加、梶山未空)が21中、個人で野中(3年)が9中でいずれも3位に入った。(古川公弥)

全国中学生大会男子団体で頂点に立った早稲田佐賀中の(左から)岩原圭汰、鈴木朝日、野田聡、大坪洸星=唐津市の同校弓道場


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