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県ゆかりの五輪選手ら対談 SSP構想実現へ全力を
スポーツ選手育成や裾野の拡大を目指す佐賀県の「SAGAスポーツピラミッド(SSP)構想」実現に向けた会合が22日、佐賀市のグランデはがくれで開かれた。関係者約160人が出席し、東京五輪に出場した佐賀ゆかりのアスリートによる対談などを通し、構想の推進に取り組んでいくことを確認した。
「SSPコンベンション2021」と銘打った会合では、行政やスポーツ、経済、医療などの各団体や企業などでつくる「SSP構想推進協議会」の総会を実施。SSP構想の取り組み状況に関する説明があり、この3年間で65人の社会人アスリートが県内の企業・団体に所属し、プレーしていることなどが報告された。
東京五輪代表による対談では、大会後に競技を一区切りするとした濱田真由さん(テコンドー)、嘉村健士選手(バドミントン)、石井優希選手(バレーボール)、岩下祐太選手(ハンドボール)、柳本幸之介選手(競泳)の5人が登壇し、五輪にまつわるエピソードなどを披露した。
GKの岩下選手は「五輪直前のフランス代表との親善試合で、シュートを一本も止められず悩んだが、日本代表の土井レミイ杏利主将から『本能で止めに行け』と言われ気持ちを切り替えることができた。五輪を経験し、最後のとりでとしてゴールを守る責任感が強くなった」と述べた。
高校の全国大会で上位入賞したチームの指導者と山口祥義知事による選手育成についての対談やスポーツ功労者の表彰も行われた。(古川公弥)
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