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<全国高校駅伝・男子>鳥栖工 熱走 入賞への執念、最後まで

宿願成就にかける決意と覚悟が染み込んだたすきを果敢に、根気よくつないだ。31年ぶりとなる入賞を目指した鳥栖工は10位でゴール。1区(10キロ)で区間7位と奮闘した間瀬田純平主将を中心に常に上位でレースを展開。5000メートルの持ちタイムが14分半を切る実力者をそろえた底力を十分に発揮した。

序盤から先頭争いに加わった間瀬田は終盤のペースアップに対応できず遅れを取りながらも、あきらめずに追走。ラストの直線で八千代松陰(千葉)とのスプリント勝負に競り勝ち「入賞圏内でつなげる最低限の役割は果たせた」。29分10秒のタイムは佐賀県勢の1区歴代記録としては、2009年の西嶋悠(白石)がマークした29分43秒を上回り過去最高。全国のエースと互角以上に渡り合い、チームを乗せた。

「区間新を狙っていた」という2区(3キロ)の2年生の笠原大輔も、持ち前のスピードを発揮。結果的に順位を下げる形とはなったが、8分18秒で区間9位と踏ん張った。中学時代から都道府県対抗駅伝などの大舞台で活躍。今後、チームの中心となる期待の星が初の都大路で、実力の片鱗を見せた。

2011年から昨年までの10年間は、4度の9位をはじめ、10位台が5度。入賞まであと一歩の惜しいレースが続いている。ただ、毎年戦力が入れ替わる中で、コンスタントに安定した成績を残し続けるのは、古川昌道監督の育成力と、選手たちの意欲的な練習と普段の生活から磨き上げた自主性が高いレベルで結び付いている証しだろう。

「強化の方向性は間違っていないことを証明してくれた」と古川監督。“壁”を突き破る時は、そう遠くないところまで来ている。(古川公弥)

男子 雪が降る中で力走する鳥栖工の1区・間瀬田純平(手前)。区間7位でチームを勢いづけた=京都市(撮影・米倉義房)


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