選抜高校野球大会出場の有田工ナイン激励 学校で壮行会、「選抜旗」も
選抜高校野球大会に初出場する有田工業高野球部の壮行会が24日、有田町の同校で開かれた。生徒や教員約160人がナインを激励し、2年の上原(かんばる)風雅主将は「自分たちらしい有工野球を発揮したい」と意気込みを語った。
大会の入場行進曲に合わせて野球部員が体育館に入ると、生徒たちは温かい拍手で迎えた。東福昌勝校長は「君たちの強みである粘り強い全員野球を思う存分発揮してほしい」と呼び掛けた。
生徒を代表して生徒会長の2年の中野蓮太朗さんが「同じ有工生として誇りに思う。甲子園では臆することなく、思い切り暴れ回って来て」とエールを送った。上原主将は「初戦突破を目指している。一勝一勝と積み重ね、自分たちらしい野球を発揮したい」と決意表明した。
また、開会式の入場行進で掲げる「選抜旗」が野球部に渡された。開会式は大会第1日に試合がある6校だけで実施する。組み合わせは3月4日に決まる。
大会は3月18日に兵庫県の阪神甲子園球場で開幕する。上原主将は「学校や佐賀県の人たちの気持ちを背負い、恥じないプレーをしたい」と話した。(草野杏実)

「選抜旗」を受け取る上原風雅主将(左)=有田町の有田工業高