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<松浦青年相撲>大会回顧 優勝決定戦三つどもえ、実力拮抗

第75回松浦地区青年相撲大会(唐津市・伊万里市相撲連盟、佐賀新聞社主催)は、浜玉Aが73年ぶり2度目の優勝を果たし、幕を閉じた。決勝リーグで3チームが勝利数、勝ち星で並び、三つどもえの優勝決定戦にもつれ込むなど実力の拮抗(きっこう)ぶりが際立った。

決勝リーグでは、浜玉A、肥前A、鎮西Aが4勝1敗、勝ち星10で並んだ。浜玉Aは肥前A、肥前Aは鎮西A、鎮西Aは浜玉Aをいずれも2-1で制し、3チームによる優勝決定戦に突入した。

浜玉Aは大学相撲経験者の水鳥川裕太・優兄弟が3年ぶりにそろって出場。決定戦は肥前Aに3連勝して勢いに乗り、直近7年間で3度味わった2位の悔しさを晴らした。7月から週1回の合同練習を重ねたことも結束を生んだ。

2位の肥前Aは「松浦横綱」経験者の大将川口弾が足を痛めたのが響いた。3年前まで12連覇を誇った強豪は2年連続で頂点を逃したが、Bチームで初出場した上田雄大が新人賞を獲得。新戦力の台頭が復権の鍵を握りそうだ。鎮西Aは2年ぶりに出場した宮崎龍輝と経験豊富な松永周三がそれぞれ三賞を受賞し、来年以降も上位を脅かしたい。

個人戦は「ラストイヤー」の水鳥川裕太(浜玉A)が初優勝で有終の美を飾った。初出場で2位となった18歳の平山樹(長松A)は希望が丘高(福岡)で技を磨いた実力者で、今後の活躍を予感させた。

出場チームを確保する観点から、今大会も昨年に続いて団体戦を3人制で実施した。競技人口減が懸念される中、名選手を輩出してきた宮島醤油(唐津市)が団体戦に45年ぶりに出場するなど明るい話題もあった。大会を通して沸き起こった感情を胸に刻み、受け継がれてきた伝統をつなぎたい。(松岡蒼大)


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