バスケットボールの全国高校選手権は23日、東京体育館などで開幕し、初日は男女の1回戦が行われた。佐賀県勢は、女子の佐賀清和が津幡(石川)に67―63で逆転勝ち。男子の佐賀北は44―57で豊浦(山口)に敗れ、初戦で姿を消した。

佐賀清和は13点を追う第4クオーター、彌永光那らを軸に追い上げて最終盤で逆転して逃げ切った。佐賀北は第2クオーターに点差を広げられ、終盤に粘ったが及ばなかった。

男子は2大会ぶりの頂点を目指す仙台大明成(宮城)が初出場の八女学院(福岡)を86―73で下して2回戦に進出した。前回準優勝の帝京長岡(新潟)は広島皆実を81―65で退けた。

女子は4連覇を狙う桜花学園(愛知)が福島東稜に106―55で大勝。優勝2度の札幌山の手(北海道)は三田松聖(兵庫)に105―51で圧勝した。八雲学園(東京)や岐阜女も勝ち上がり、倉敷翠松(岡山)はアイエビドゥンが2006年以降では2位となる54点を挙げ、大分に延長の末89―87で競り勝った。

第2日は24日、同体育館などで女子の2回戦があり、佐賀清和は慶誠(熊本)と対戦する。

女子1回戦・佐賀清和―津幡 津幡に逆転勝利を収め、笑顔を見せる佐賀清和の選手たち=東京都の大田区総合体育館