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<ニューイヤー駅伝>戸上電機、前半の遅れ取り戻せず 主将の渡邊太陽「もっと一人一人がレベルアップしないと」
前半で勢いに乗れず、下位に沈んだ。戸上電機製作所は25位以内を目指していたが、序盤の遅れを取り戻せず、35位に終わった。主将の渡邊太陽は「もっと一人一人がレベルアップしないと」と表情は硬いままだった。
2年連続で1区(12・3キロ)を任された岩室天輝は、スローペースの集団の中で「確実に後半でペースが上がる」としっかりと力をためた。昨年を上回る区間19位でつないだが、「もう少し上の順位を狙えた」と満足はしなかった。
岩室がつくった流れを生かせず、徐々に順位を落とし、一時は最下位に転落した。しかし、昨年は苦しんだ後半で選手たちが奮起。4区(22・4キロ)の新人、三代和弥が順位を一つ上げると、6区(11・9キロ)の渡邊が区間21位と粘りを見せた。三代は「レベルの高い選手と走り、いい収穫になった」と来年以降につなげることを誓った。
今年は陸上部創部60周年の記念の年。渡邊は「OBの方たちが部を存続させてくれたおかげで今がある。自分たちも少しでも長く全国の舞台に出場し続けて、次の世代に引き継ぎたい」と強い責任感を持つ。2年後には会社創立100周年も控えており、差形大輔監督は「選手主導でレースができる集団にしたい」と今後の飛躍を期した。(中村健人)
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