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ラグビー7人制男子 日本代表候補が九州合宿 副島と津岡、五輪へアピール
来夏の東京五輪でメダル獲得を目指すラグビー7人制男子日本代表候補が、九州で年内最後の合宿を行っている。佐賀県関係は、ともにコカ・コーラレッドスパークスに所属する副島亀里ララボウラティアナラ(37)=佐賀市=と、津岡翔太郎(24)=佐賀工高出身=が参加。わずか12人という五輪代表の狭き門に向け、アピールを続けている。
合宿は12~23日の日程で福岡県久留米市と大分県日田市で行われており、19選手が参加。新型コロナウイルス感染対策で一般には非公開となっている。
17日は報道陣に日田市での練習が公開され、選手たちは走り込みやボールを使ったゲーム形式の練習に取り組んだ。2016年のリオデジャネイロ五輪で日本の4位躍進に貢献した副島は選手最年長ながら、衰え知らずの力強い突破を見せる場面があった。一方、最年少の津岡は別メニューでコンディションを整えた。
今回の合宿は、走り込みなど基礎トレーニングを重視し、一日に数試合を戦うベースづくりを目的にしているという。
選手を代表して取材に応じた津岡は、五輪が延期されたことについて、「自分を見つめ直すにはとてもいい機会になったと思うし、1年間成長する機会を与えてもらった」と前向きに捉える。
16日には、高校の大先輩で、15年の15人制ワールドカップ(W杯)で日本中を沸かせた五郎丸歩(34)=ヤマハ発動機=が、今季限りでの引退を会見で表明した。津岡は「自分もテレビで勇姿を見て、勇気をもらった一人。高校の後輩として、五郎丸さんに続いて日本のラグビーを盛り上げるようなことができたら」と意気込んだ。
代表メンバーの確定は五輪直前になる見込み。
(古川浩司)
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