新着情報
SAGAスポニュース
<全国高校駅伝・女子>白石高 走り充実、確かな成長
凍てつく都大路に、確かな成長の跡を刻む熱走だった。3年連続出場の白石は22位でフィニッシュ。目標の20位内は逃したものの、一昨年の29位、昨年の23位から着実にステップアップした。最終5区(5キロ)で区間13位と奮闘した主将の山口咲栄は「3年続けてきらきらとした景色の中を走れて幸せ。楽しく終われてよかった」と充実した表情で汗をぬぐった。
山口とともに3年連続出場の1区(6キロ)平島ゆゆは、ハイペースで飛ばす周りの選手に対する焦りもあり、序盤から思うようにスピードに乗れなかった。それでも「本調子でなくても逃げ出さない」と終盤にギアチェンジ。意地を見せ26位に踏みとどまった。
チームを引っ張ってきた山口、平島への感謝を胸に、期待に応えたのが3区(3キロ)橋本奏と4区前田穂乃香(同)の両2年生。昨年も同じ3区を走り区間13位。5人抜きを演じた橋本は「焦らず一つずつ順位を上げていくだけ」と、持ち前のスピードで折り返し後の向かい風を切り裂き、6人抜き。前田も23位に順位を上げた。
都道府県対抗男子駅伝の監督、コーチなどを務めた門田芳彦監督が指導を始め3年目。「着任当初は、選手たちの心と体が連動せず、サイドブレーキを引いたまま、アクセルを踏んでいるような状態だった」という。競技へのモチベーションの高め方、故障しない体づくりを重視しながら底上げを図り、選手たちの自主性を引き出した。
「長丁場の2区(4・0975キロ)を後輩に任せてしまったことに対する申し訳なさもあった。長い距離を担えるよう力を付け、後輩を引っ張っていく」と橋本。大舞台での貴重な経験が、チームのさらなる進化の糧となる。(古川公弥)
佐賀新聞RSS佐賀のスポーツニュースをお届けします。
2025年1月30日日本サッカー協会の宮本恒靖会長が佐賀県訪問 サガン鳥栖の本田風智と楢原慶輝に注目 小菊昭雄監督は「バランスのとれたサッカーをする」
2025年1月30日<柔道・グランドスラム・バクー大会>佐賀商高出身の田中龍馬と龍雅、兄弟出場へ
2025年1月30日<レットル佐賀>強豪ジークスター東京と強化合宿スタート リーグ再開へ戦術理解深める
2025年1月30日元サガン鳥栖の豊田陽平選手、石川県金沢市で引退会見 プロ21年「地元で終えられて誇り」
2025年1月29日<佐賀バルーナーズ>京都に逆転負け、ホーム10連敗 Bリーグ