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<東京五輪>テコンドー濱田選手「競技一区切り」 五輪の戦い振り返り
東京五輪のテコンドー女子57キロ級代表・濱田真由選手(27)=佐賀市出身、ミキハウス=が11日、佐賀新聞社を訪れ、3大会連続出場となった五輪の戦いを振り返りながら中尾清一郎社長と懇談した。今後について「競技は一区切りにしようと思う」との意向を示した。
濱田選手は、長い手足から繰り出す上段蹴りを武器に18歳で挑んだ2012年のロンドン五輪で5位入賞。15年の世界選手権を日本人で初めて制し、リオ五輪にも出場した。股関節の故障を乗り越え、悲願のメダル獲得に挑んだ東京五輪は、初戦の2回戦でアフリカ・ニジェールの選手に逆転で敗れた。
中尾清一郎社長が「東京五輪で(テコンドーを国技とする)韓国の選手が金メダルを取れなかったのは、どう分析されますか」と尋ねたのに対し、濱田選手は「アフリカの選手らがどんどん強くなっている。攻撃だけじゃなく、ガードが堅くなった」と国際化が進む競技の現状を説明。また、練習メニューを考えた兄康弘さん(28)、トレーニングパートナーを務めた弟一誓さん(26)ら家族の支えにも感謝した。(古川公弥)
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